2009/09/02

40日目、全通し


10時間30分に渡る、全通しです。
始まる前は、少し異様な空気でした。
いつもよりピリっとした緊張感が
稽古場を包んでいました。

そして・・
さすがです。
全通しだからといって、
役者にブレはありませんでした。
むしろ、今までクリアできなかった難題シーンが
良くなっていたほどです。


私がこの日、一番楽しみで注目していたことは、
全通し後の蜷川さんの感想です。
わたしだけではないと思います。
稽古場の役者さんやスタッフさんにとっても、気になることは
「さあ、初通し、演出家はどう思った?」
ということだと思います。
なぜならその演出家の言葉が、
この10時間という長い作品に奮闘した日々を
有意義にも無意味にもするからです。
もちろん大事なのは
演出家や観客の評価だけではありません。
しかし、確実に、それも大事なのです。

全通しが終了したのは、夜の10時前でした。
蜷川さんは、ごく簡単に
よくなっている、良い方向に向かっている、という風な総評をされました。
そして「2ヶ月、大変だったけどありがとう」という感謝の意を述べた後、
「明日の稽古はやめよう」という突然の休日宣言。
といっても、スタッフは小屋入りに向けて作業が多々あるはずなので、
休暇をとれるのは役者さんのみですが。


蜷川さんの好評を聞いて、
皆、疲労は抱えながらも、和やかな雰囲気で
さいたま芸術劇場最後の稽古が終えました。

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