
プロの稽古場は、集中力が違います。
昨日、1部の1幕目が終わり
今日はそれのおさらいとして
オープニングから1幕目の最後までやりました。
途中止めながらではありましたが、
1幕を全部やるということで
4人姉妹役の女優さん方は、
かなり気合いが入っていたようでした。
動きも感情も大きくなっていて、
見ごたえのある演技が多くなりました。
4人で競うように上達していました。
すごいなあと思うのは、集中力です。
普通、通しの稽古は緊張するし漠然と続くので
演技が荒くなると思うのですが、
その逆でした。
新たな動きが役者から提示されたり、
むしろグレードアップしていました。
恐るべし、気合いです。
蜷川さんは、いつも通り役者の演技を細かくチェックすると共に、
1歩ひいて転換の演出についてのアイデアも出しておられました。
2幕へそのまま進めるよりも、今日1幕を全部やったことで
役者も演出家も全体が見えやすくなったのではないでしょうか。
今日、大きく時間を取ったのが、
先日見事な長台詞を披露した男優へのダメ出しです。
今までほとんど注意されていなかったのですが、
ここで急変。
台詞のイントネーションや動きに対する、
細かい注意。
「初めやったときは良かった。
でも、もっと良くなるためには1度出来たものを解体して
また組み立てる作業が必要。
淡い絵にタッチを入れる。
より確信をもって台詞を言えるように。」
「蜷川に負けるな!」
根気よく何度もダメ出しする蜷川さんと、
繰り返し立ち向かう男優さん。
そこには確実にステップアップが見えました。
レベルがひとつ上がったのです。
より高度に、より繊細に、それでいて激しく・・・
稽古の最後に、明日から2幕ということで
蜷川さんが「体で戯曲を読む」ということについて
皆に話しました。
男は、「戯曲を女だと思って犯してく」。
かなり暴力的な表現ですが
それぐらいの心持ちでやれ、ということでしょうか。
蜷川さんならではの言葉です。
「俳優は、戯曲と結婚した。」

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