2009/07/29

10日目、1幕

2日空けての稽古場です。
1部の1幕をやりました。
途中芝居を止めて役者にダメ出しする頻度が
かなり減りました。
(それでも稽古開始1時間、
 「今まで注意したことが直ってない!
  もっと必死になれ!休憩だ!」
 と中断したことはありましたが。)
そろそろ転換の流れがズムーズかとか、
作品の全体像を観ていく段階なのでしょうか?



台詞を「自分の言葉にする」ことに奮闘している役者さんがいます。
既にある言葉を、実感を持ってしゃべること・・・
とても難しいことだと思います。
蜷川さんも
そういう役者さんに実感を持たせるため、奮闘中です。
役名を役者本人の名前に変えて読ませるなどなど。
でもこれは、役者さんに是非乗り越えて欲しい点で、
蜷川さんも繰り返し注意します。



「ロシアの知的階級の風格を出せ!」
というダメ出しを受ける男優もいます。
思想のことになるとまるでスピーチのように語り、
日常の会話でさえ難しい言い回しを使用する。
そういった、知的な頭の良さが
にじみ出るような演技を、求められています。

・・知的な人の話し方って?
ダメ出しを聞いて私が理解するには、
「難しい単語が多用された文章であっても、
 対話の相手(または観客)に分かりやすく伝えられる」
ということだと思います。
知的な人は、自分の思想についても上手く説明できる。
たとえ感情が高ぶっていても、相手に分かるように順序立てて話ができます。
これもまた、難しいけれど劇に深みと説得力を持たせるには
欠かせないことです。


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