2009/07/17

稽古2日目、少し状況に慣れる



2日目になりました。
稽古の1時間前に行くと、もう既に役者さんがちらほら。
蜷川さんもいらっしゃいました。
劇場の前で元気よくサッカーをしていたのは、勝村政信さんでした。

明日はもっと早く稽古場に入らなくては!


今日は冒頭のシーンから
細かく立ち位置まで決めていきました。
2日目にして立ち稽古に入るのは、
尋常じゃない早さです。鮮やかです。

蜷川さんは何でも「やって」みます。

冒頭についても、
はじめ蜷川さんが演出プランを発表した時は
あまりにも出来そうに思えなかったのか、
役者さんもスタッフも少々困惑気味でした。

しかし「やって」みると・・・
少しくらい無理してでも、ぜひ実現させたい演出内容でした。
観ている側は、いっぺんに納得したのではないでしょうか?

(どんな演出かは明らかにできませんが、)
冒頭のシーンは
『2009年 日本→1833年 ロシア』
の違和感をなるべく減らすという意図で発案されました。
「今から翻訳劇を日本人がやりますよ」という
ベル(合図)のような役割をしていると思います。
お見事です。

こういうところが、演出家として学ぶべき点だと思います。

本当に、蜷川さんは冒頭のマジックで
観客を舞台のとりこにしてしまうのですね。




今日、蜷川さんが稽古中にこんなことをおっしゃられました。

「いい芝居なら、なにやってもいい」

いい芝居にするためには手段を選ばないという意味です。
この時は役者の立ち位置や動きを作る際の言葉なのですが、
この信念は、蜷川さんの演出現場でおおいに活躍しています。

今日の稽古前、
チェーホフの『三人姉妹』のビデオを皆で観ました。
「4人姉妹にはこんな風にやってほしい」と、蜷川さん。
動作の指示も、実際に舞台に入ってやっちゃいます。


ここだけの話ですが・・
休憩中ある役者さんたちが、
「蜷川さんってとても優しい人だね」
「ダメ出ししてもその後ちゃんとフォローするしね」
「あんないい人他にいないよ!」
と、蜷川さんを褒めちぎっていました。

もうすっかり役者さんの心も掴んでいるのですね!
演劇で一番大切な「信頼関係」が
2日目にして出来上がっていました。





写真は戯曲に頻繁に出てくる「あずまや」

これは日本のあずまやだと思いますが。
皆さん、日常的に良く使う言葉なのでしょうか?
私ははじめ、何の事を言っているのかわかりませんでした。
何となく「あばらや」を思い浮かべていたのですが、
そんなにずれてはいなかったようです。(?)

1830年、40年代のロシアのお話なので、
こういう、想像が及ばないことがよくあります。

蜷川さんは
時代や歴史に足を捕らわれすぎないで
役の心情を第一に戯曲を理解していくように、と
初日におっしゃられました。

しかし私はロシアのことも、その時代のことも、
知らなさすぎるようです。




2 件のコメント:

  1. 四阿って、どちらかというとゴージャスなイメージがありますよ。

    西本願寺飛雲閣で見ましたよね???
    http://www.flickr.com/photos/hasebe56/3683265327/in/set-72157620618660821/

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  2. コメントありがとうございます。

    胡蝶亭・・・あれってあずまやだったんですか?!
    身分の高い人専用の特等席、でしたよね。

    あずまやで登場人物がキスなどをするのですが・・あんな開放的な場所で・・

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