「あなたは何になりたいの?
演出家です
演出家って何するの?
・・・・」
ここで、自分を満足させる一言の返答がまだ見つかっておらず、
いつも困るところです。
人によって違うだろうし、
あたしは「作演出」をしたいほうだし・・
などと考えると、より一層わからなくなります。
蜷川さんといえば「演出家」。
では、蜷川さんはどういう役割を担っているのでしょうか?
思いつく限り並べてみようと思います。
・演劇のテーマや中核を掴み、
関係者でそれを共有できるように説明する
(今回だとこのような説明→
哲学や理想を語り合っていた革命家と、
その私生活(恋愛)への取り組みのギャップが面白い。
また、時代は違っても、人間の本質的な
恋愛や友情は変わらない。)
・団体の方向性を決める
(簡単にいうとストレートプレイかそうでないか、など)
・理念を伝え、エネルギーを充満させる
・本番までの進め方を決める
スケジュールは演出部と話し合って、かな?
・稽古で指揮を執る(実権は半分演出補にある)
どのシーンをやる、とか
休憩のタイミング
・稽古場を和ませる
・引き締める
・「蜷川幸雄演出」という名のもと、
次々と人を集める
・役者、スタッフ、制作を繋げる
・舞台セットや衣装、振付け、
音楽担当など各部門の人に
自分のイメージを伝え、
本番までの間、相談しながら決定していく
・演出を考える
(主に台本のト書きの文章を
現実の舞台上の動きにしていく作業)
・役者の演技教育
・役者にダメ出しやアドバイスをする
(演技向上の手助け
理想の演技に近づける
癖を注意する)
・役者から動きや演技を発掘する
・客観的に見る「目」になる
・素直な感想を言う
良いと言う、ダメと言う
→どっちにしろ関係者が
現在の自分達の立ち位置を知る、という点で
安心することが出来る
(自分達が今いったい何をやっているのか?
何がもたらされているのか?などを
見失うこと程
不安なことは無い)
・役者やスタッフの稽古場姿勢を教育
(役者であったら
「ダメ出しはちゃんと台本に書き込んで、
必死になって直せ」など)
・演劇史を語る、教える(講義)
・その演劇の責任者になる
並べてみて思ったのですが、
ここから見える「演出家」は
ものすごく立派ですね・・・
演劇スタイルは違えど
演出家たる者、
上記の箇条書きを全て担うべきだと思いました。
特に人付き合いの面です。
どこまでスタッフに美術を託すかなどは、
各演出家によってかなり違うところなので。
最後に。
戯曲を読む点で、私が反省すべきことがあります。
自身の体験や思想にむりやりねじ込んで考える傾向があります。
人による演出の違いは
「戯曲に歩み寄る」
「戯曲を引き寄せる」
の(割合の)違いだと思います。
私の考える演出家の
演出上の個性というものは・・・
私は戯曲を引き寄せてばかりいたので
作家に嫌われるタイプですね。
そんなことしてたらいつか天罰が下ります。
「100%引き寄せる」はありえない手段ですね。


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